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猫の選び方 ~相性の合う猫は人それぞれ~

お部屋の準備が整って「さぁ、猫を迎えよう!」とシェルターに来ると、思っていた以上にたくさんの猫と触れ合うことができて 連れて帰る子を決めきれない方が意外と多いのです。
このページでは猫の様々なポイントを比較して、ご自身にあった猫の選び方を紹介していきたいと思います。

年齢編

~生後6ヶ月
  • とにかく可愛い盛り
  • 飼育環境によって性格が変わる
  • 新しい環境に慣れやすい
  • やや活発すぎる
  • 些細なこと(下痢など)が命とりになる事も…
生後6ヶ月~1才
  • 子猫らしさを残しつつ、落ち着きが出てくる
  • ある程度性格がわかる
  • 成長が止まりつつあり大きさの予測がつく
1才~
  • 性格・体型などの変化が無く好みに照らし合わせやすい
  • 人との関わり方を心得ている
  • 新しい環境に慣れるまでに少し時間が掛かる子もいる

成猫は懐かないから嫌だ、と言われる事も多いですが、長い目で見てあげれば充分に新しい環境にも慣れますし、飼い主さんに甘えるようにもなります。 日中お留守にされる時間が長い場合には比較的体調が安定している生後6ヶ月以降の子をオススメする事もあります。
見た目の愛くるしさでは子猫に勝てませんが、それぞれの年齢毎に良いところがあるので、ぜひ様々な年齢の子を見てみてください。

性別編

  
おとこのこおんなのこ
  • 活発で運動量が多く、遊び好き
  • 子供っぽくて甘えん坊
  • おっとりしていてマイペース
  • 体が大きい
  • 結石など、尿路疾患になりやすい
  • 落ち着きがあって大人しい
  • ベタベタ甘えてこず、ツンツンしてる
  • 気高くてワガママ
  • 小柄な子が多い

と、一般的には言われていますが、実は避妊去勢手術を済ませてしまっていると性別による性格の差はそれほど大きく出ません。 男の子でもツンツンした猫らしい性格の子もいますし、女の子でも飼い主さんにベッタリと付きまとう甘えん坊さんもいます。
里親希望でシェルターに来られる方も「前に飼ってたのが(オスorメス)だったから」というくらいで、強く性別にこだわる方は少ないようです。

毛色編



毛色特徴
警戒心が強く、神経質。クールな子が多い
賢く、おっとりしていて甘えたがりな子が多い
白黒
黒白
人相手にも猫相手にも空気が読める世渡り上手
三毛いわゆる「ツンデレ」。気分屋ですが、猫相手には意外と面倒見が良く母性本能が強い
キジトラ野性味溢れて警戒心むき出しなタイプとベタベタ甘えたがるタイプに分かれる
茶トラ非常にマイペースでおっとりというよりボンヤリ

これも性別編と同じで一般論をまとめてみましたが、やはり個体差が大きいです。
毛の色や模様の入り方は猫の見た目を大きく左右するものですので、ぜひ色々な模様の子を見比べていただきたいと思います。

頭数編

     
単頭飼育多頭飼育
  • マンツーマンでたっぷり可愛がれる
  • 食事や排泄など、その子の変化に気付きやすい
  • 甘えん坊だと親代わりも遊び相手も全て人間がしないといけない
  • 猫同士で遊んでくれる分、掛かりっきりにならなくて良い
    (噛み癖なども猫同士の遊びの中で治る事が多い)
  • 猫同士の相性が合わない場合もある
  • 体調の変化を見抜くのが少し難しい

多頭飼育をしているとそれぞれの猫の個性が見えてきたり、仲良く眠る姿に癒されたりと嬉しい事が多いですが、頭数が増えるほど掛かる費用も増えますしトイレ掃除や爪切りなど、お世話の時間も増える事になります。

1頭の猫に熱烈な愛情を注ぐか、数頭の猫の猫社会を覗き見るか、猫との暮らしの楽しみ方は人それぞれです。

作成:2011年8月13日