活動ポリシー
私たちの活動内容のもっとも簡単な説明は「保健所で殺処分される犬猫を保護して新しい飼い主さんを探す」ことです。
今ではすっかり当たり前になったこの活動ですが、その背景には20年来の一貫したポリシーがあります。
他者批判ではなく現実的な解を探すということ
私たちは「不用な」犬や猫の殺処分を行政に委ねています。
こう書くと「殺処分を望んでいる訳ではない!」という声も聞こえてきそうです。しかし現実としてこの社会の在り方は私たちの日常的な行動や選択、消費、ときには無関心などすべての結果として生まれています。
どんなに口先で殺処分を嘆いても、実際に犬猫たちを救わない限り、その責任の一端は社会の一員である私たち自身にあります。
こうした考え方から、行政や他者を批判することが正義であるかのような愛護活動からは一線を画し、どうすれば救うことができるのか?ということを考え、行動してきました。その結果として現在の活動にたどり着くことができたと考えています。
次なる解を求めて今後も活動いたします
「苦しんでいる動物がいれば助けてあげたい」そんな誰もが感じる当たり前の気持ちを体現することで多くの方に応援していただけるようになりました。今では保護団体だけではなく、元々殺処分の実務を担っていた保健所の多くが救命に舵を切り、企業の支援も見受けられるようになりました。
こうした潮流の中で多くの犬や猫が救われるようになりました。
しかし動物を取り巻く環境にはまだまだ多くの課題が残されています。人間の高齢化に伴う飼育放棄の問題、アニマルホーダーによる減らない子猫の持ち込み問題、特定地域の減らない野良犬問題・・・など枚挙にいとまがありません。
正直に言えばその問題の大きさに先が見えない気持ちになることもありますが、創業来のポリシーを胸に、これからも殺処分の無い社会を目指して活動を続けて参ります。