被災動物への支援を行います
地震発生以来ライフボートとして何が出来るかを検討して参りましたが、現状が徐々に明らかになりつつあり、当団体として出来ることも明確になってきましたので、下記のとおり被災動物への支援を行います。
履歴
- 4/1 緊急災害時動物救援本部に29頭分の譲渡費用から、60,000円を寄付しました。
- 5/6 緊急災害時動物救援本部に104頭分の譲渡費用と里親様からの、合計210,000円を寄付しました。
- 6/4 5月末分をもって義援金の送金を終了しました。今後は当団体の本来活動に尽力して参ります。なお、5月分は108頭分の譲渡費用から、216,000円を寄付予定です。
- 6/6 緊急災害時動物救援本部に108頭分の譲渡費用から、216,000円を寄付しました。
支援内容
5月末をもって義援金の送金を終了しました。累計額は486,000円でした。
今後は当団体の本来の活動に尽力して参ります。
一頭の譲渡につき2,000円を支援団体への物資送付および義援金に使います
当団体自身も皆様からの支援物資や支援金、ボランティア参加など、大きなご協力のもと成り立っています。
そうしたご支援を頂いている身でありながら、頂いた物資・支援金をそのまま被災動物へ使ってしまっては「保健所で殺処分される犬猫を救って欲しい」という支援者の方の意志にも反し、また倫理的にも問題があろうかと思います。
そこで団体のいわば「企業努力」によって生み出している犬と猫の譲渡、この時に頂く費用の一部を支援に使うことにいたしました。もちろん全ての活動は皆様のご支援があってのことですが、私達が本来業務で結果を出せば出すほど被災動物も助かるという意味で、支援者の皆様に対しても、動物達に対しても筋の通る話であろうと考えます。
- 支援先は「緊急災害時動物救援本部」を予定しております。
※他にも適切な組織があれば検討しますので是非ご紹介・ご連絡下さい。 - 実施期間は未定ですが、3月25日から実施します。
緊急災害時動物救援本部について
(財)日本動物愛護協会、(公社)日本愛玩動物協会、(社)日本動物福祉協会、(財)日本獣医師会の4法人から構成される組織です。構成法人の公益性と、HPでの活動報告などから支援先とさせていただきました。
主な活動内容
- 被災動物の救護等のための人材派遣・物資提供・資金供与
- 救護活動を円滑に実施するため、政府・都道府県等の関係行政機関との連携
- 緊急災害発生時の効率的な救護活動のための予防措置
ウェブサイトから:http://www.jpc.or.jp/saigai/
ホームページ、twitter等での情報発信と情報収集に努めます
地震発生直後から「何かしたい」という方は沢山いらっしゃったと思います。私達の団体、職員、ボランティアさんも例外ではありませんでした。情報の収集と、適切な情報の発信によって皆様の支援が動物達に確実に届くように、役割を担えればと思います。
私達に出来ること、出来ないこと
動物の受け入れは断念しました
被災動物の当団体シェルターへの受け入れも検討しましたが、アニマルシェルターという特殊な環境では、動物にとって衛生面や健康面、精神面などでデメリットが大きいと判断しました。また現在も譲渡対象・終生飼育の犬猫あわせて200頭以上を保護飼育しており、飼育スペースの面でも難しい状況です。
私達に出来ることで被災動物の支援を行ないたいと思います。
震災に関わる支援物資・義援金募集は行っておりません
当団体自身は被災動物に対する物資・義援金募集などを行っておりません。またその予定もありません。
皆様のご判断で適切と思われる組織を直接ご支援下さい。当団体でも参考にしていただける情報を発信したいと思います。
平成23年3月24日
NPO法人犬と猫のためのライフボート
理事長 稲葉友治
スタッフ・犬猫一同