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【3/7追記】Twitterを中心に実施されている、カレンダー販売による当団体へのご寄付につきまして

【2018年3月7日 13:17追記】

本企画によるご寄付につきまして、現状とこれまでの経緯を総合的に検討した結果、当団体は本企画によるご寄付の受取りを辞退いたします

ご厚意によって始めてくださった企画との認識は変わりませんが、主催者による情報の周知はいまだ十分とは言えず、潜在的にそれを望んでいない方がいる可能性がある以上、受け取るべきではないと判断したためです。

ご寄付を希望される皆様におかれましては、そのご厚意を無駄にする結果となり誠に申し訳ございません。

当団体事情をご賢察いただきますようお願い申し上げます。

===追記ここまで

いつも当団体にご支援ご声援をいただき誠にありがとうございます。
初めに、不幸な犬猫たちのため、動物保護活動や当団体へのご支援をご検討くださっている皆様に心よりお礼申し上げます。

さて、現在Twitterを中心に実施されている、カレンダー販売による当団体へのご寄付(以下、本企画)につきまして、当団体の立場および見解を述べさせていただきます。なお、以下実施者を主催者と呼びます。

【本企画への当団体の関与について】

本企画は当団体が主体的に実施しているものではありません。また、依頼や協賛などで間接的に実施しているものでもありません。あくまで主催者が自主的に行っているもので、1月17日に善意の第三者から情報が寄せられるまで存在を把握しておりませんでした。

とは言え、寄付先として選ばれ、トラブルが発生し、一向に終息しないため、もはや当団体も無関係ではなく、見解を公開するに至った次第です。

【本企画に対する当団体の認識と立場について】

本企画については、あくまでも主催者の善意によりスタートしたと認識しています。しかし、計画や準備が不十分であったためにトラブルが起こり、その後の対応も不十分であったために問題が拡大し、終息を見ないままになっています。そしてのその全ての責任は主催者にある、というのが当団体の認識です。

善意の個人に対して厳しい認識ですが、お金を集めるというのはそれくらい重いことで、例えそれが善意であっても責任を免れるものではないと考えます。

散見される参加者の皆様からのご意見を読む限り、企画参加者の中には「不安や不満がありネガティブにとらえている方」「経過を見守っている方」「まだ前向きにとらえてくださっている方」など様々な立場の方がいらっしゃると思いますが、特に写真を提供した方の中に納得していない方が一人でもいれば、当団体はご寄付を受け取ることができません。
かと言って、寄付したいと思ってくださる方がいるのであれば、そのご厚意を拒否するのは心苦しいとも思っています。

ご意見のある方が必ずしも声を上げるわけではありませんので、散見される情報は冷静かつ公平に受け止めておりますが、厳しくも筋の通ったご批判も多く、当団体はご寄付を受け取ることを躊躇しております。

いずれにしても、その真偽を判断することは非常に困難で、当団体も身動きが取れない苦しい立場に置かれています。

【当団体による対応の経緯】

1月17日に善意の第三者より、本企画およびトラブルについての情報提供があったため、調査を開始しました。その後、一定の情報が得られ、団体としての方針が固まったため1月24日以降、複数回にわたって主催者への連絡を試みました。

2月13日に初めて連絡が取れ、状況の説明を受けました。そのご説明は一定の筋が通ったものでしたが、この段階に至っては情報量が十分ではなかったため、引き続き現状の確認と把握に努めて参りました。

【当団体の今後の対応について】

上記を経て、得られる限りの情報から総合的に判断した結果、2月19日に当団体から主催者に下記の要望を提出し、それがかなわないと判断した場合は、企画の進行状況に関わらずご寄付の受取りを辞退することをお伝えし、主催者の決定を待っているところです。

ただし、要望の内容は企画継続には必須であるものの、非常に厳しいもので、決して簡単なことではなく、相当な負担が発生しうること。率直に言っておすすめできないことも申し伝えました。

<当団体から本企画への要望について>

1.本企画の現状を、代理人ではなく主催者本人が、もれなく、滞りなく、明確に公式に情報発信すること。

なお、現状とは、企画の進行状況にとどまらず、散見される問い合わせ・クレームへの回答、商品の仕様、企画の申込数、返金数、写真取り下げ数など、参加者が知りたいであろう、個人情報以外、デリケート情報以外のすべての情報のことです。
ただし、前記はあくまで例であり、何をもって十分な情報とするかの責任は主催者にあります。

2.今後の予定について必ず守れる期限を設定し、公式発表し、それを確実に実行すること。

なお、情報の公式性・閲覧性などのためtwitterでの発信は公式情報とはみなしません。
ご案内のために併用するのはもちろん構いませんが、最低限ブログなどの情報が流れていかない場所を利用し、例えば最初に閲覧されるページを目次にするなどして、閲覧者が希望する情報に容易にたどり着けるようにようにしていただくこと。また情報の所在を参加者全員に周知していただくこと。

上記についてお約束いただけるかどうか、またお約束いただける場合はその期限をそえて、
2月25日17時までにお返事いただくこと。

以上が当団体から主催者への要望です。

【参加者の皆様へのお願い】

引き続き本企画によるご支援を希望される皆様におかれましては、企画とトラブルの性質上、当団体がご寄付を受け取るためのハードルが非常に高いものであることをご理解いただければ幸いです。また、本企画の行方をご心配される皆様も、引き続き冷静にご対応いただくよう重ねてお願い申し上げます。

【この見解を共有していただく際のお願い】

当団体の見解は、このページで述べていること全てが揃って初めて意味をなします。
誤解を招かないよう、また公式性を保つため、その一部または全部を引用したり転載したりせず、URLをご案内いただくようお願いします。

【当団体の見解についてのお問い合わせ先】

lifeboatjapan@lifeboatjapan.org

なお、当団体がお答えできるのは当団体の見解のみです。企画の現状や情報の真偽を知り得る立場にありませんので予めご了承ください。

平成30年2月21日
NPO法人犬と猫のためのライフボート
理事長 稲葉友治

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