トライアル中の犬の脱走の経緯のご報告
既にご覧いただいた方もいらっしゃるかと思いますが、9/2にトライアル中の犬が里親様宅から脱走してしまう事故がありました。お陰様で多くの方がご協力くださり、6日間にわたる捜索で9/7無事に里親様の元に戻ることができました。
しかし最悪の事態もあり得たと思います。そこで里親様にもご許可をいただき、事例としてシェアすることで同じような事故を少しでも減らしたいと考えています。
【脱走してしまった場所】
・換気のために10~15cmほど開けていた冷蔵庫裏の引戸のスキマ
写真だけ見ると「これは逃げる可能性ありますよね」と思われるかもしれませんが、冷蔵庫の裏にあり戸も非常に重く、犬自身も普段は興味を示していない場所だったため、油断してしまったそうです。
【脱走後の経緯について】
里親様宅から脱走した(と思われる)時刻から最初の目撃地点まで約8時間で直線距離4km以上移動していました。また一番遠い目撃地点までは約8kmありました。怖がりな子でしたのであまり移動しないと考えていましたが、思いのほか長い距離を移動したようです。
最初の数日こそ多くの目撃情報をいただけたものの、途中には情報が無く不安な日々もありました。それでもめげずに探し続け、結果として多くの方が力を貸してくださったことが保護につながりました。
なお、6日間で保護できたことは、脱走事故の中では「早期解決」だったと考えています。都市部であることで人の目に触れる機会が多かったことも幸いしました。もちろん逃がさないのが一番ですが、万が一の場合はとにかく早く動くことが大切だと実感しました。
初日から里親様がチラシ配布・現地捜索・SNS拡散を始めてくださり、当団体も協力して情報を広めることが出来たことで多くの方の目にとめていただくことが出来ました。
簡単ですが以上が今回の経緯です。
最後になりましたが今回ご協力いただいたり、ご心配いただいた全ての方に改めてお礼申し上げます。
当団体でも事故防止の事前事後対策を強化して参りますので、今後とも皆様の応援をよろしくお願い申し上げます。