4.排泄について
生後21日頃までは自力で排泄できないので、陰部を刺激してあげる必要があります(母猫は肛門付近を舐めて排泄を促します)ミルクを飲ませる前に排泄させた方がミルクの飲みがよくなる子が多いです。
右利きの場合には左手で子猫のわきの下を支え、右手でタオルやティッシュなどを使って陰部を刺激します。母猫が舐めて刺激をしているようなイメージで、陰部を軽く上下に擦るだけで排泄してくれます。
生後21日前後から、人の手で刺激をしなくても排泄するようになります。自力で排泄するようになったらまずは部屋の中にトイレを設置してみましょう。教えなくても覚えてくれる子もいますが、粗相が目立つ時にはトイレ砂の上に立たせて陰部を刺激し排泄を促したり、少量のおしっこをトイレに入れておけば足の裏の感触やにおいでトイレを覚えてくれます。
授乳時のQ&A
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うんちの回数ってどれくらい?
1日に1~2回うんちをする子が多いですが、中には2日に1回くらいしかしない子もいます。うんちが出なくても食欲が無くならなければ心配はいりません。 -
全然うんちをしてくれない!どうしよう?
ミルクの濃度を変える(規定量よりも薄くor濃く作る)だけで便の固さを調節できることがあります。コットンやティッシュなど、軟らかい素材の物を使って刺激をしていた時には、キッチンペーパーやタオルなど、ガサガサ感の強い物に変えてあげるとうんちをしてくれる子もいます。(母猫の舌はザラザラですから、その刺激に似ているのかも?) -
下痢が続いている気がする…そもそもこれって下痢?
食事がミルクだけの間は、子猫のうんちはやわらかい事が多いです。コロコロしたうんちが出ないからと言ってあまり心配することはありません。ただ、水っぽいうんちをした時には注意が必要です。下痢が続くと脱水を起こすことや、お尻がただれてくることもあります。動物病院で下痢の原因を見てもらい、整腸剤や抗生物質を出してもらいましょう。場合によっては、栄養剤や皮下補液で脱水の治療をする必要があることもあります。